tabewarkの日記

音声ガイドや、映像作品についてのブログです😊

「火の鳥 エデンの花」を鑑賞した話。

映画やアニメやドラマなどなど映像作品を観ていると

「Not For Me」だなと思う作品に出会うこともある。

 

良い作品な気がするが、自分にはピンと来なかった。

何かよく分からなかったけど、気になる作品。

 

正直な話『火の鳥 エデンの花』はそんな映画だった。

言いたいことは分かるが、

「失ってから分かる大切なもの」みたいな話は正直苦手だ。

何でその時に気付かなかったの、と思ってしまう。

もちろん自分がそんな経験があるから、余計にそう思うのだ。

そんな愚かな経験を2度と繰り返すまいという自戒が

作品への苛立ちにリンクしてしまう。

 

でも、それと同時に思うのだ。

人は過ちを繰り返すものだし、

分かっていても選ばなくてはいけない時もある。

 

そんな風に『火の鳥 エデンの花』を

私の中の「分からない」BOXに入れてしまうのは簡単だけど

そうさせない何かがあったのは

バリアフリー音声ガイドのお陰だと思った。

音声ガイドの言葉の1つ1つが、映像の意味を私に伝えてくれる。

「分からない」BOXに入れる前に、私に考えてみて欲しいと言ってくる。

鑑賞後から幾度となく反芻し、

私はロミの積み重ねた選択を尊重するような気持にまでたどり着いた。

そして、気づいた。

失ってみてから大切だと気づき、大切にする方法を学び、

改めて大切にできるようになった今の自分を。

 

映画館での鑑賞は楽しいなあ。

映画館で鑑賞できて、良かった。

 

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